こんにちは!
現役女子東大生COCOmiです!
今回は、3年の6月まで京大志望だった私が東大志望に変えた理由についてお話ししようと思います!
もともと京大志望だった話
先述の通り、私はもともと京都大学志望でした。
京大志望になったのは、高校2年のはじめの頃だったかと思います。
私の学校では志望校は早く決めて早く目指したもん勝ちみたいな風潮があったので、かなり序盤から考えさせられるような機会が多く用意されていたように感じます。
そして、私もそのような機会に様々な大学の資料なども読み漁りました。
その頃の私には『やりたいこと・なりたいもの』などが明確に存在せず、ただ漠然といいところにいけたらそれでいいかな〜くらいの思いしかありませんでした。
そんな中、私の目に留まった「京都大学・総合人間学部」
その時は知りませんでしたが、世間では「総人(そうじん)」とも呼ばれている学部。
少し珍しい文理融合型の学部でした。
定員が120人ですこし文系の方が多いくらいでほぼ文理が半々にいるみたいです。
総合人間学部は、人間と文明と自然の結び付きに新たな次元を確立するために、人類が直面する様々な問題を人間活動の広範な諸領域を通底させる形で問い直し、これまでの人文科学、社会科学、自然科学を融合した新しい学問の体系を構築することを、すなわち、新たな「人間の学」の創出を目指す。さらに、このような学問的探求を通じて、科学技術の急速な発展と国際化の進展など著しく変化するこれからの社会に対して、持続的かつ創造的に対処しうる広い視野を持った人材を育成することを目的とする。
京都大学ホームページ 総合人間学部 教育研究上の目的
ホームページ記載の通り、社会的な問題を取り上げ、さまざまな科学を融合して問題解決に取り組むといったような学部でした。
私はそれを知り「ここに行きたい!」と思いました!
なぜそこまで私が惹かれたのかというと、自分のいまいる環境に非常に似ていたからです。
当時、私は「SGコース」という少し特殊なクラスにいました。
他の普通コースとは異なり、文系理系が一つのクラスにごちゃまぜになっています。
そして、そこでは週に2時間『探究』という時間があり、そこで班に分かれてそれぞれ社会問題を一つ取り上げ、問題解決に向けて探究する時間がありました。
自分たちでプロジェクトを立ち上げ、実際に現地に行ったり、生の声を聞いたり、住民の人たちに対して呼びかけを行うイベントなどを行ったりもしました。
かなり自由度が高く、やりがいのある時間だったため、同じようなことが行えることに興味をもち、特にやりたいこともなかったため、広く浅く学問を学ぶことのできる総合人間学部を志望にすることに決めました。
転機となった恩師の言葉
京大志望にして、から一年以上経ち、私も遂に高校3年生になりました。
この辺りから、私の学校では志望校別の受験対策授業が始まるようになりました。
私はもちろん「京大理系コース」の授業を選択し、同じ志望の生徒たちと授業を受けていました。
転機となったのは、6月の国語の志望別授業の時でした。
その授業を担当している先生はとても熱心な方で、常に私たちに寄り添って授業をしてくれる私も信頼をおいている先生でした。
その先生が、今後過去問などを用意する必要があるため、ひとりひとりと軽く個人面談のようなものをしていくということで、急遽自習時間になりそこまで多くないのですが、一人ずつ面談をしていくことになりました。
私の番になり、私も希望する京大の過去問を伝えました。
すると、「(私の苗字)さん。なんで京大の総人志望なんだっけ」と先生に聞かれました。
私は、探究ができること、興味のあることがそこまでないため、広く浅く勉強することのできる総人でやりたいことを見つけていくつもりとのことを話しました。
すると、「(私の苗字)さん、東大の方が向いてると思うよ!」
・・・
・・・
・・・????
先生から言われた言葉にびっくりして少し沈黙の時間があったことを覚えています。
先生は東大も一年間自由に勉強できる期間が設けられていること、東大の校風の方が私にあっていることなどを話してくれました。
私は、びっくりしながらも、先生はきっと私のことを本気で考え、軽々しくではなく、本心でそう言ってくれてるんだろうと思いました。
その時は一旦考えてみますと言って、過去問の購入は一旦保留にしてもらい、持ち帰って考えてみることにしました。
両親への相談
家に帰り、まず自分の中で決め切る前に今日あったことを両親に話しました。
両親もかなり驚いてました。笑
でも「東大にいきたいならいいんじゃない?」と。
私は思った以上にあっけない返事が来たことへの驚きもありましたが、なんだかそのくらいで目指してみてもいいのかもと思わせてくれました。
「私のいきたいところなら、どこでも応援するよ」
口を揃えてそう言ってくれた両親を今でも感謝しています。
その後、自分でたくさん調べ、東大で勉強してみたい!東大でお友達をつくりたい!と思うようになりました。
両親にその旨を伝えたところ、
「ちゃんと決めたなら、ここから本気で合格めざしていかないとね!」
と言ってくれて私の東大志望受験生活が幕を開けることになりました。
終わりに 〜現在志望校になやんでいる学生さんへ〜
そんなこんなで東大志望になった私ですけれども、
やはり受験というものは甘くなく、その後私はいくつもの挫折をしていきます。
今後そのことについても記事を書いていこうと思いますので、ぜひそちらも読んでいただければ幸いです。
今、志望校に悩んでいる人たちへ。
思った以上に志望してみるというのは、簡単なことかもしれないです。
だけど、いつの間にか本気になっている、そこに絶対入ってやるんだという気持ちになっているものです。
はじめは勇気のいることかもしれませんが、きっとあなたの周りの人たちは、想像以上に肯定し、応援してくれるはずです!!
ですので、勇気を出して、僕、私はここを志望しているんだと口に出してみてください!
きっとそれが合格への第一歩になってくれると信じてます。
わたしも応援しています。頑張ってください!
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